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高度技術研修「GISの基礎と応用」を終えて
平成11年9月6日〜7日の2日間にわたって行われた茨城大学共同研究開発センター主催の高度技術研修において,本研究室では「地盤災害危険度評価へのGISの適用」「フリーディスカッションと研修のまとめ」(担当;安原一哉<後者は分担>),「地理情報を実際に見てみよう」「数値情報利用例の参照と解析演習」(担当;村上 哲<分担>),の4コマを担当させていただきました.

「地盤災害危険度評価へのGISの適用」では,当研究室で取り組んできたテーマの中から,地盤災害のうち、地盤沈下、海岸侵食の予測および地震災害(液状化、杭構造物安全性)さらに洪水に伴う堤防災害危険度評価への適用例を紹介しました.また,これらの内容を「地理情報を実際に見てみよう」では研修生の方々にパソコンの画面を通して見ていただきました.

研修生に実際にパソコンを使っていただくことによるGISの理解を目的とした「数値情報利用例の参照と解析演習」では,まず,GISへの地理情報の取り込み方の概要を説明し,地理情報の構造を理解して頂いた後,具体的な解析演習を行ってもらいました.解析演習の内容は,1つが交通利便性の評価,もう1つが開発可能評価でした.やはり,GISは頭で考えるより実際に使った方がはるかに理解し易いものだと改めて実感しました.

最後に,本研修に参加していただいた方々有り難うございました.それから,講師の方々大変お世話になりました.また,こういう機会に皆様のお役に立てればと思います.


「GISの基礎と応用」プログラムはこちらにあります.


「地盤災害危険度評価へのGISの適用」の1コマ

「地理情報を実際に見てみよう」の1コマ

(文:村上 哲)




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