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土木学会年次学術講演会(仙台)に参加して

 去る9月23日(木)から3日間、宮城県仙台市の東北大川内北キャンパスにおいて平成12年度土木学会全国大会が行われた。我が研究室からは、村上哲助手、D2宋炳雄、D1チャンダン・ゴッシュ、M1水沼加奈子、望月紀子、昨年度卒業した田口慎也の6名が参加した。
 私はこれがいわゆる学会デビューとなったわけだが、まあ貴重な体験はできたと思う。幸い発表前は緊張していなかったので、この調子で絶好調に発表できると自分の中では思った。だが、本当に何も考え無しに発表に挑んだためか、予想以上に早く終わりそうになり、「これでは質疑応答の時間が長くなってしまう!!」と思った途端にものすごく緊張してきてしまった。その状態のまま質疑応答に突入し、もうそこからはヒヤヒヤしっぱなしである。相手に何を言われてるのか落ち着いて聞こうにもビビッてしまって「どうせ分からないだろう。」などと最初からあきらめそうになったり、せっかく質問してくれた人の声が全く聞こえず何度も言わせて結局よく分からなくて答えられなかったり、簡単な質問に答えたと思ったら、後から小数点1つ分間違って答えていたと気づいたり……。散々であった。そのセッションを聞いていた友人には「自分の発表の時よりも緊張した」とまで言われてしまった。冷静に考えれば何でもないことでもあくせくして答えていたなぁ、と今となっては反省と後悔の嵐である。点数をつけるとしたら、いいとこ100点満点中40点といったところであろうか。赤点レベルの学会に終わってしまった。。。
 学会3日間で得た教訓は、まず、発表する前には心の中ででもいいからちゃんと言いたいことを何度も考えるということ、質問がきてもはなっから答えられないとは考えずに落ち着いて考える、何を言われているのか分からない時は何度でも聞き返し理解するまで相手の考えを聞く(声が聞こえない時も然り)、どんなビビッても弱気にならない等である。あまり満足のいく結果にはならなかったが得たものは大きいので、これらの事を踏まえてこれからの研究などに役に立てば非常に喜ばしいことだと思う。

修士1年 水沼加奈子 2000.11.1(木)




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